シトリンとは?黄金の天然石を丁寧にわかりやすく解説

シトリンとは?黄金の天然石を丁寧にわかりやすく解説

黄金のような美しい色を有するシトリンは、耐久性と手頃なお値段の石として人気があります。その色合いから金運アップが叶う石と信じられています。柑橘類のようでもあり黄金にも見える色合いは季節を問わずに着用しやすいです。

ほっとするような温かな色合いは見ているだけでハッピーになれそうです。肌色から浮きすぎないので、落ち着いた雰囲気の方にもお似合いです。

目次

シトリンの持つ意味・象徴

あたたかいオレンジ色が黄金を連想させたのか、シトリンは商人の繁栄の石とされました。現在でも金運アップの石とされています。風水でも黄色は金運を呼び込むと言われます。シトリンのアクセサリーを富と繁栄のお守り代わりにさり気なく着用するのも良いです。

アメジストを加熱処理することで手頃なお値段で手に入るようになったシトリンですが、古代エジプトや古代ギリシャで装飾品として珍重されたことに変わりはありません。シトリンの歴史は古く、古代ローマ時代のインタリオの素材として扱われていました。邪気を払い、幸運を呼び込もうという願いが込められていました。王室や宗教儀式で大切にされていた事を鑑みると、価値のある石だったのです。

宝石学が発展する以前ではその色合いからトパーズと間違えられることがありました。似たような色からトパーズやイエロー・サファイアの代替品としても扱われてきました。

シトリンのユニークな点としては比較的安価で人気があるけれど、非加熱の天然石としては非常に希少だというところです

ミニマルファッションによく合う石

シトリンは金色の金具と非常に相性がよく、ゴールドジュエリーの相棒にすると温かみが増します。白いTシャツや白ブラウスに合わせると上品で、オリーブやカーキ色とも馴染みが良いです。アースカラー特有の自然に馴染む色合いを活かして着用するのがおすすめです。

もっと詳しくシトリンとは

シトリンを買うなら

地球上でいちばん豊富にある鉱物の石英(水晶・クォーツ)の一種です。シトリンという名前は古フランス語で「レモン」を意味する言葉から着ています。レモンのフランス語といえばレモン系の洋菓子に「シトロン」等ついているのを連想できます。レモンといってもほんのり淡い黄色〜濃い茶褐色まで色のグラデーションがあります。シトリンの美しい色は水晶ができる過程で鉄分が含有されることによって発生します。和名は黄色い水晶ということでそのまま「黄水晶」といいます。

シトリンのカラー

淡い黄色〜濃褐色まであるシトリンで、理想的な色とされるのがオレンジ掛かった濃い茶色とされています。その色は琥珀(アンバー)に似て、深いメロウな大人こそよく似合う雰囲気があります。

ただし天然で産出される量がわずかなため、市場に出回る理想的な色のシトリンは加熱処理によって濃く発色するようにされています。

アメジストを加熱することで黄色に変化します。アメジストの濃い色合いがシトリンの美しい色を生み出します。言い換えると美しいとされる色の濃い紫色をしたアメジストから、美しいとされるシトリンの濃い色相が生まれるということです。加熱処理されたシトリンには赤いシミが出ることがあります。

シトリンのカット

シトリンは加工のしやすさから、様々なカットがなされます。ポピュラーなプリンセス、ラウンドやペアー型にカットされます。また多くあるのがカボションカットです。シトリンの深い色合いはカボションにすると非常にいきいきとします。

シトリンは複雑な加工に耐えられるので、前衛的なデザインカットも可能で、独創的な彫刻も作られます。翡翠みたいな用いられ方ですね。

シトリンはアメジストと同じく太陽光により退色してしまうので、窓辺に置きっぱなしにするのはやめておきしょう。

シトリンのクラリティ

同じ水晶の仲間としてアメジストと同じように、シトリンも通常インクルージョンが無い透明な石です。なにか内包しているシトリンは、宝石としての価値を落とします。

シトリンの購入の際にはインクルージョンに気を付けて買いましょう。曇りのない石がベストですが、逆に言えばインクルージョンありのシトリンは値引きできるかもしれないということでもあります。

シトリンのカラット

購入の際にシトリンのカラットはあまり重要な要素ではありません。というのも天然のシトリンは希少でまず大きなものがほぼありません。大きなものがあったとしてもアメジストを加熱処理したものです。

シトリンの耐久性

鉱物の硬さの尺度であるモース硬度で7のシトリン(水晶系は同じく7)は、宝石としては比較的硬度が低いものになります。万が一硬いもので引っ掻いてしまうとシトリンの表面に傷を付けてしまうことがあります。お気をつけください。

だからといって石として硬さが足りないかといえばそうではなく、ぶつかっても欠けたり割れたりしません。この点でシトリンは耐久性があるといえます。

りお
この記事を書いた人
マーケティングのお仕事をしているアラサーOLです。

どうせ買うならワンランク上のものを買って長く楽しむタイプです。
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